孫を注意するとき…コミュニケーションができている?
我家ではふたりの孫を同居しています。
昭和一桁生まれの義親を含めて4世代家族で、50代の私でさえ、若い時「新人類」などと言われた時代からなので、物の価値観・基本的な考え方が違います。
同居なので、お正月やお盆にたまに会う孫とは、関係が同じではありません。
日常が一緒なので、「注意」すべきことを、ある程度教えてあげないと「危険」が付きまといます。
でも、お正月やお盆にたまに遊びに来る孫に対して、その成長に目を細める反面、「あれっ?」と思うような行動を目にすることもあるでしょう。
外で遊ぶことなくずっとゲーム機を手放さない、ご飯の最中もテレビに気を取られている、食べ物の好き嫌いも多い・・・そんな時、つい孫の将来などを考え「これではいけないのでは?」と注意をしたくなってしまいますよね。
我家の孫はゲームをして遊ぶ年齢ではないし、ご飯の最中はテレビを見られない状態、好き嫌いは基本許さない…そんな話し合いを若夫婦としているので、そのような問題はないのですが、日常一緒か?別か?は全く接し方が違います。
ただ久しぶりに会った孫にどうやって自分の気持ちを伝えたらよいのか、悩むのも事実でしょう…
今回はそんな時、どんなことに気をつけたらスムーズにいくのか考えてみようと思います。
出来るだけ主語は「私」にする
「○○君、なんで□□□ばっかりするの!」「○○ちゃん、どうして好き嫌いするの!駄目でしょ?」
気になるとついつい言ってしまいがちです。
でも「どうして」「なんで」と言われても、子供は明確な答えをもっているわけではありません。
それよりも「おじいちゃん・おばあちゃんの家ではそういうことはして欲しくない」ということをはっきり要望として伝えた方がいいと思います。
自宅と親類・他人の家とのルールがあることを知る、良いチャンスでもありますね。
その際「おばあちゃんはあまり良いことと思わないので、この家では止めてね」というように、あくまで主語は「私」にしましょう。
その時、時代や親の批判をしては、ダメですよ…。
まして、孫の親を批判してはいけません。
メッセージが明確に伝わりますし、「どうして」「なんで」と言われると責められている感じが減るので、子供も納得しやすくなるでしょう。
孫に注意をする時、両親を引き合いにださない
「パパ(ママ)が小さかった時は、そんなことはしなかったよ!」「パパ(ママ)はもっといい子だったよ!」も思わず言ってしまう言葉の代表格かもしれません。
ただ、これも子供にとっては効果ではなく反感だけを抱かせる言葉です。
また「パパ(ママ)は何にも言わないの?」「パパ(ママ)のしつけがなってないね。」というように、孫に親のしつけのことまで尋ねるのも逆効果。
親の批判は絶対にダメ!
疑問に思うことがあったら、孫ではなく、直接実子に聞きましょう。
「時代の違い」も考慮にいれる
自分が子育てしていた時代とわずか2,30年の違い。
でもやはり時代は大きく動いています。勿論時代を超えて伝えていきたい大切なことも沢山ありますよね。
是非「私」を主語とした「アイメッセージ」で祖父母の意見として孫に伝えていって下さい。
ただあくまで子供のしつけの責任者は親である息子・娘とその配偶者です。
世の中をよく知っているが故「このまま大きくなっては孫が心配」と思う気持ちも出てきますが、まずしつけに関しては実子に直接尋ねるのが一番です。
よく考えてください。その実子を育てたのは、自分ですよ…
信じてあげましょうよ。
孫の友達の様子なども併せて聞けば、「へぇ、今はそういうのもよくあることなのね」と安心する部分があるかもしれません。
我家では7歳と3歳の孫がいるのだけど、成長するにつれ、スマホをいつ与えるか…についてまだ完全な結論がでていません。
セキュリティ上GPS機能も魅力だし、連絡を取りたい時に所持してくれれば安心。
しばらく考えちゃうことなんだろうな…