昔は昔!孫の時代は昔と違う
昔はこうだった。あーだった!なんて孫や若夫婦に言っていませんか?
情報が飛び交うこの時代。とんちんかんなことを祖父母の立場で言っている場合もあるので、気をつけましょう。
そう!昔の良いこともいっぱいあると思います。
デジタルな遊びが多い中、昔ながらの遊びは是非子ども達にも伝えていきたいですし、子ども達も喜んでくれる場合があります。
昔の世の中や歴史を伝え残していくのも、歳を重ねた人ができることでしょう。
でも、若い方の子育ては昔と今では違うことを祖父母として理解をしないと、トラブルのもとになってしまう可能性が高く、とんちんかんなアドバイスが若い親にしてみると鬱陶しいのではないでしょうか?
いくつか例をあげてみましょう。
昔と今の常識の違い
昔はよかった…そんな部分もありますが、月日とともに新しい情報ができあがるもの。
そんなことも考えていきましょう。
食事について
その「昔」というのは、食糧もない時代のことを基本に受け継がれていた常識でもあるため、食事に関しては妊婦の時から全く常識が違います。
栄養過多の若者が赤ちゃんのためにと二人分の食事をすることで、肥満になり出産が難産になる場合もあり、今の産婦人科は妊婦さんを太らせないようにするのが大変なようです。
母乳について
昔、まだ粗食で栄養状態の悪い時代はミルク至上主義だったことも時代があり、母乳よりもミルクの方が栄養価が高いとされていたことから、ミルクを飲ませないことに心配される祖父母もいるようです。
そして、母乳がたくさん出るようにお餅を薦めることもNGで、それは栄養価が不足していた時代のことで、現代は栄養バランスの良い食事を食べられている上に、お餅を食べてしまうと母乳が詰まって炎症を起こしてしまうようです。
抱き癖について
「抱き癖がつくから頻繁に抱っこしてはいけない」なんて言われていた私達の時代です。
情緒の安定した子に育てるためにも抱っこは大切で抱っこできる時期にたくさん抱きしめてあげるように産婦人科で指導されています。
歩み寄りが必要なのでは?
子どもの事に限らないのですが、高熱を出したら布団をかけて熱を出し切るという「厚着」をさせることで熱を下げる方法がほとんどだったようですが、今は真逆で暑ければ涼しくしてあげるという、快適に過ごせるようにするのが常識です。
昔と今の違いを調べるときりがないです。
私は孫と同居しているので、その都度嫁さんと調べていますが、私達祖父母の立場の人間が、昔の育児をおしつけることは、現代において母子ともに病気などを引き起こしてしまう可能性があるので、「昔は○○だったけど、今は○○」といっしょに調べてみるという、お互いの歩み寄りが必要に感じます。
親世代ともなれば20年から40年も昔の育児なのです。
本来は時代の流れと共に普遍のものであるはずの育児なのに、環境や医学の進歩で変化しているため、昔と今では本当に主流の育児の考え方が違います。
昔の常識と言われる方法で自信を持っている先輩ママやお姑さんのアドバイスに、本やネット・病院で指導されている新米ママさんはとても不安になってくるのです。
そのようなことがきっかけでトラブルになってしまうことは、とても悲しいです。
だって、若夫婦と私達祖父母も、「赤ちゃんが幸せにすくすく育ってほしい」という願いは同じです。
孫をもって○年と祖父母の立場では新人(苦笑)孫といっしょに家族を考える場を設けて、共に育むことができたらいいですね。
見守ってあげましょう…祖父母となった私達だって若い時試行錯誤した時代があるのですから…