TOMOIKUの終活は、人生100年をいかに生きていくかという“未来を考える”ことをコンセプトにしています。
健康を害することで、精神的に不安定になりますし、行動範囲も狭くなるので、自分だけの問題ではなくなってしまいます。
明日のために…未来のために…
終活の一部に健康の部門をぜひ作ってほしいと思います。
目 次
50代から3つの老化に注意!体を疲れたままにしない
私達の体は食べ物からできあがっていることは、誰もがわかっていることなのですが、長年の不摂生で様々な生活習慣病を引き寄せていることに、50代からは真剣に考えなければなりません。
50代の生活習慣が60代以降の健康を左右すると言われて、体の好不調が私生活のパフォーマンスに大きく影響してしまいます。
50代からは3つの老化を常にチェックして、食事・生活・精神安定と、ひとつの食材に固執することなく、自分全体を一度よく観察してみましょう。
- 体の外側に現れる老化
- 体の内側に現れる老化
- 精神機能の老化
体の外側に現れる老化はすでに感じている方が多いのではないでしょうか。
私が白髪が目立つようになり、老眼が始まっています。
年を重ねれば訪れる老化ですが、深刻な老化が始まってしまう前に、鍛えておきたいものです。
50代から外に現れる老化
お肌や髪など、美容について気をつけている女性は多いのではないでしょうか。
その他に、知覚や筋力などの身体機能の衰えや、筋肉などの身体機能の衰えを感じている方もいらっしゃるでしょう。
年齢を重ねれば誰にでも起こる自然なことなので、日常的に不便は感じられないことから「病気」ととらえなくていいことでもあるのですが、非日常で状況が変わった時、不便になってしまうことが増えていきます。
加齢からくる視力や聴力の衰えは、本人が自覚していないと、危険な状況になった時に察知する能力をいかせず、自らを危険な状態にさらしてしまうことがあります。
テレビの音が大きくなってきたことなどの聴力の衰えは、家族や知り合いに教えてもらった方がいいと思います。
そして、50歳を超えると下半身から衰えることも多いので意識しましょう。
ちょっとした段差でつまずいたりしているのは、足を上げる能力が衰えてきたのです。
つまずいて怪我をすることも大変ですが、足は「第二の心臓」といわれることもあるように、2本の足を動かすということが、心臓の働きを調整することから、ゆっくりでも歩く・座っていても足を動かしてみるという心がけがとても大きな健康法になります。
50年以上も生きて、体を酷使してきたのだから、しつこい疲労が蓄積されています。
何となくダルい・頭痛がする・目が調子悪い・胃がもたれる・肩や腰が鉛のように重く感じるなど、若い時は放置してきたことでも、50代ぐらいからは疲れをためないような食事や生活をしていきましょう。
当たり前に三食を好きなものだけを食べている惰性の習慣をリセットして、蓄積された疲労を今以上ためないようにしましょう。
健康だけは人に任せたり、お金をかければよいというものではなく、自分の健康は自分で守りましょう。
50代から内に現れる老化
老眼など外に現れる老化とは対照的に、自覚できない内臓系の衰えは、自分では気づかないうちに進行します。
内蔵・血管・自律神経などの老化現象は、食事や運動などの生活習慣の見直しが大切です。
自分で気をつけておくのは、食べる→消化→排泄するという内臓の基本機能がうまく動いているか?
食べてもあまり美味しく感じない・食べていると胃もたれする・毎日便が出ない…など、基本的な流れの中で何かつまづく要素が1つでもあるようでしたら、完全できるような食事と生活を心がけていきましょう。
食べている時の気持ちはとても重要で、美味しく食べているか?四季を感じられているか?楽しいか?…など、ただ単に「食べるという行為」だけではなく、何かを感じることや、感謝する心の動きで、栄養価がアップしますし、精神的な充実も味わうことができます。
50代からの精神機能の老化
50代になると、聞いたことも無いような新しいことに保守的になりがちなのは、物事を理解して対処する能力が劣ってくるからです。
脳を鍛えようと新しいことにチャレンジしても、思考力が落ちている場合ストレスになってしまうこともありますが、自分の興味や意欲は大切にしたいものです。
認知機能や脳の働きの衰えは、人生が楽しく感じられる身近なモノからチャレンジしていきましょう。
50代になった男性が調理に興味をもって、料理をすることが好きになる方が多いと聞きました。
生きていくために食事はとても重要なことなので、とてもよい傾向だと思います。
調理は準備や手順が複雑で、効率よくするには適度に頭を使うので、認知機能にも良い影響を与えます。
主婦側としてよく聞くことは、材料をレシピどおりに用意するので、高価な食事になってしまうことなどに困っている話もあります。
家計でやりくりすることも含んで、調理をしてきた方はやめずに続けて、家事の一部に関わりを続けていくことはとても大切なことです。
女性が男性よりも認知機能の衰えが遅いのは、毎日食事のメニューを考えることから、買い物に始まり調理や片付けと毎日同じようなことをしているようで、メニューの違いから様々な思考が働くからです。
生きている間、ずっと台所に立っていることを想像するとゾッとするかもしれませんが、その毎日の料理が体と脳の健康を維持していると言っても過言ではありません。
ホリスティック(全体的)な思考で健康を考える
私は医療従事者が会員になる「ホリステック医学協会」の会員にならせていただいているのですが、ホリステック医学協会の定義が好きです。
私は薬膳師なので、自然の流れや旬の栄養などを生かす食事によって改善される話が多いですが、健康とは体全体を考えて治療もすすめていくべきと考えています。
薬膳師としては姉妹サイトで健康を意識した食事などを紹介しています。
TOMOIKU姉妹サイト
・TOMOIKUセンスのいい健康ロハス生活
・DNAフードゆるラボ-菌活・腸活・温活に繋がる食べ物健康法
「ホリステック医学協会」では、西洋医学の利点を生かしながら各国の伝統医学・心理療法・自然療法・栄養療法・手技療法・運動療法などの各種代替療法を総合的に選択統合し、最も適切な治療を行う…というものなのです。
からだ全体的な観点から見つめていかないと、重要なことを見逃してしまいます。
具合が悪いと病院に行って検査をしたら、原因の特定ができず、対処法として痛み止めの薬が処方されます。
しかし、原因がわからないまま一時しのぎの痛み止めで放置して良いはずがありません。
痛い原因が内蔵ではなく骨格だった場合もありますし、胃が痛い原因が猫背によるもので整体で治ったなんていうこともあります。
まず、自分の中の自然治癒力を高め、自分の体は何が原因でバランスがくずれているのか?と考えてみることが大切です。
怪しい民間療法もあるので注意しつつ、西洋医学の病院でサポートを受けながら、ホリステックな視野で自分の健康と向き合いましょう。
「笑う門には福来たる」心を整えると健康に導かれる終活を!
「笑う門には福来たる」
いつも笑いが絶えない家庭には、幸運が訪れるということです。
笑いが多いと、心身ともに健康になります。
そして笑っている人の回りも幸せになり、楽しい仲間が集まってきます。
笑うことで脳が活性化されるので、アイデアが生まれやすく、柔軟な思考が生まれます。
性格も明るくなって悩みにくくなり、自分が幸せだと思えるようになるのです。
そして、体の50億個のNK細胞が活性化して 体の免疫力までもアップさせるんです。
食べることでは解決できない様々な利点があります。
脳波のアルファ波が増えて脳がリラックスし、血液量が増加することで脳の働きが活性化し、脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されることで“幸福感”がうまれます。
笑うことで腹式呼吸をしている状態になるので、体内に酸素が多く取り込まれるので、血行がよくなり新陳代謝が活発になります。
そして、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると体調不良の原因となりますが、笑うことで自律神経のバランスが整うのです。
今日一日、人と話をすることも笑うこともなかった…
顔の表情筋も老化して退化して暗い顔になり、気持ちも落ち込んでしまいます。
一流のビジネスパーソンほど、感情を整えるのが上手と言われているように、良い仕事をするためにも、笑うように心がけているのです。
自分が大切にしている人も、健康であってほしい…
そんな気持ちの中で、未来のための終活のひとつに、「笑って暮らす」と自分をイメージしてみましょう。
“元気の源”は、規則正しい生活と食事という注意点もありますが、精神機能の老化の予防からも、笑って暮らしていくことなんです。
そして、心が乱れてきた、落ち着かないなどの心の辛さがいっぱいになってきたら、静かな自然の中に身を置いて、大自然に包まれて時間を過ごしてみる。
そんなシンプルな時間を過ごしてみると、辛い気持ちがちっぽけに感じ、心が洗われるような自然体になれます。
自分の体と心をいたわって大切にしてあげることが、50代から心がけていくことです。
未来のための終活で、当たり前のようで毎日できないかもしれないこと「健康で笑って暮らしていく」未来の自分に伝えていきましょう。