終活とは
「終活」という言葉は岡本栄一氏が「就活(就職活動)」にひっかけて「人生の最終活動」という意味で作った言葉とか、週刊誌の週刊朝日から生み出された言葉とも言われています。
本来の「終活」は人生後半は豊かに老い、ゴールまでの残りの時間でどんなことができ、周囲の役に立つことができるのかをじっくり考えて行動することでした。
講演で「終活ライフケアプランナー」としての定義として、下記のように伝えています。
「終活とは、人生100年時代になり最後まで自分らしくいられるために、自分の死ぬまでのことや、自分が死んだあとのことを具体的に考え、自分の希望を伝えて準備をしていくことです」
これは「身支度の終活」です。
しかし時代は「人生100年」となり、まだまだ先が長く元気に過ごしていくための「豊かな老い」として、このサイトでは「未来ある終活」というコーナーで、人生を謳歌できるような情報を提供していきたいと思っています。
それを「終活の先にある未来」として、終活を行うことで人生の後半戦を整えていくのが目的です。
“Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever”
永遠に生きるかのように学び、明日死ぬかのように今日を生きる!
ガンジーの言葉をスローガンにしています。
今日・明日…未来を豊かにするのは、あなた自身です。
人生の集大成としての終活
今まで歩んできた道には、いろいろなことがありましたね。
そして、これからの人生も長いのです。
しかし、人間いつ「もしも」の時がやってくるかわかりません。
様々な不安や後に残された方々へ伝えておくべきことや、伝えたいこと…頭に浮かんでいても、実際はなかなか手をつけられず本格的に取り組むことができないものです。
人間は誰しも「いつ」やってくるかわからないことを備えるのは苦手とされています。
人生の最後は全員に100%やってきます。
元気な時に整え伝え行動しておくことが、未来に向けて考えていきやすいのです。
経験があるからこそ綴れる思いもあるでしょう。
ある意味終活は、あなたの人生の集大成となります。
身支度の終活で心を整える
未来を考えるからこそ、身支度の終活を行っていく具体的な内容を大きく分けてみます。
【自分が死ぬまでのこと】
- 現在までの歩み
- 医療の希望
- 介護の希望
- 財産やモノの整理
- 遺言状
- 家族や知人へのメッセージ…など
【自分が死んでからのこと】
- 葬儀
- 埋葬
- 死後に必要な事務手続き
- 財産の振り分け
- 相続税の申告
- ペットの養子縁組…など
未来への終活は各コーナーがあります。
様々なことを整え、楽しく生きていくための関連記事コーナーになっています。
●人生100年時代が到来!人生二毛作で楽しむ
●「生きていくため」終活の先にある未来について
●「楽しむため」未来があるから終活をする
●「整えるため」心と身の回りを整える終活
終活が必要な時代に!
家族や地域のつながりが大きく、協力し合うことで解決できたことが、戦後日本の社会が大きく変わって、「長寿化」「核家族化」「選択肢の多様性」「マネー資本主義」となってからは、自分で決断をしなければならないことが増えてしまいました。
自分が望む最期を迎えるためには、知識をつけて選択をしなければならない時代です。
自分が死んだら好きにやってくれ!…なんていうセリフもありますが、中途半端に物事をしていたがために、税金などで苦しむのは残された者です。
そういう世の中になっているのです。
漠然とこんな感じ…と思っていては、未来への不安は心の片隅にいつも置かれた状況になり、自分の長寿を心から喜べない気持ちになっていきます。
若者へのこれからの負担金は増えていくのが、「人口ピラミット」を見ていただくと良くわかると思います。
自分の介護問題や保険の見直しなど、元気だからこそ考えられ対策を講じられるのです。
自分が望む人生で、医療・介護などの問題は広くて短期間にできる問題ではありません。
書き出しをして、希望を考え、伝え、自分の終焉とそれ以降に迷惑をかけることのないよう、身支度の準備していきましょう。
豊かな老いのために「終活」
私の母は、25年間ガンと闘っていましたが、手術をしてはガンの転移をいつも心配して生きていたような気がします。
その母も年を重ね、ガンが転移し“痛み”との闘いになってきたとき、医療において今後どのような治療をしていくかという希望を伝えてくれていました。
延命治療か?痛みを取り安らかな時間を過ごすか…。
母の希望を家族は全員聞いていたので、痛みを取る治療を行っています。
残される者は1日でも長く生きていてほしい…そう願うものです。
しかし、本人の強い希望であることから、家族は罪悪感を持つことなく安らかに旅立った母に感謝をすることができています。
「終活」をしていたわけではありませんが、残された者は「本人の意思」を知ることで、解決策に悩むことがなく一番安堵できることだと思いました。
人生の幕引き準備のように感じられてしまいがちな「終活」ですが、笑って話ができるうちに伝えておくことは、双方にとってとても大切です。
終活を意識している年代や関心を示している方達は、とてもアクティブな世代で趣味も仕事も現役というほど、心と体が元気です。
元気な時だからこそ、「もしも…」の事態を想定してみましょう。
- 慌てないために…
- 後悔しないように…
- 家族のルーツの申し送りができるように…
- 医療について自分の意思を伝えられるように…
- これからの経済的な目途をたてられるように…
- 家族の準備負担が少なくなるように…
- これからの生き方が明確になるように…
- 豊かな老いのために…
これからも元気に楽しく生きていくために、終活を意識して、具体的に書き出し実行してみましょう。
・終活とは?自分らしい豊かな人生を修め身支度準備の進め方
・終活の8つの効果|自分の子供が少ない・いない時代だからこそ!
・終活を始める10のタイミングと3つの心構え
・大震災から学んだ大切なこと!自分らしく生きるって何?を考える終活
・50代人生の身支度“終活”のすすめ!自分の未来のため“幸活”に繋げる
・終活を50代前後から始める男女の理由に温度差「修活」で今を修めて豊かな老いを!

“身支度の終活”はじめかた
- 終活とは…
●終活とは?自分らしい豊かな人生を修め身支度準備の進め方
●終活の8つの効果|自分の子供が少ない・いない時代だからこそ!
●自分と大切な人への愛情表現!自分らしく生きてみる!
●「終活のため」様々な角度から情報を提供 - エンディングノートとは
●終活で相続・遺言などを定める「エンディングノート」
●幸を積む未来型「終活ノート」命の五段階活用法エンディングノート
●終活「エンディングノート」具体的な内容と書き方10つのポイント - お金のこと
●終活をして年金・保険・預金・資産をまとめておく必要性
●年金(編集中)
●保険(編集中)
●預金(編集中)
●資産(編集中) - 遠い未来の健康について
●看護・介護・老々介護などはあるものとして考える終活
●看護(編集中)
●介護(編集中)
●老々介護(編集中) - 旅立ち後について
●終活で葬儀・お墓について定めておく
●葬儀(編集中)
●お墓(編集中) - 終活はあなたの未来のために…
●人生100年時代が到来!人生二毛作で楽しむ
●「生きていくため」終活の先にある未来について
●「楽しむため」未来があるから終活をする
●「整えるため」心と身の回りを整える終活