終活「エンディングノート」具体的な内容と書き方10のポイント
前ページで書かれている「具体的な内容と書き方」でも綴っているように、エンディングノートには、決められた書き方はありませんが、「この事を書いておかないと家族が困る」ということは、必ず書いておきましょう。
目 次
エンディングノートは何度でも書き直せる
エンディングノートは、決まったことすべてを埋めて書く必要もないですし、書きやすいところから書きはじめてもいいです。
そして、自由に書き直していいのです。
最低限書いておけば家族の負担は大幅に減らせる項目だけは、抑えておきましょう。
もし自分が親族や喪主になったら…と想像し「何かの決断をしなくてはならない状態になったと時、判断に迷ってしまうこと」を書いておきます。
そして、周囲の話や経験を聞いて、気持ちが変わったら書き直しましょう。
しかし、エンディングノートには法的な拘束力がないので、何度でも書き直してもいいのです。
相続などの法的効力がある「遺言書」は、専門家に相談しましょう。
「遺言書」に、あまりにも無茶苦茶な内容を残しても「遺留分」という問題が発生する可能性があるので、法律の専門家に相談することもお勧めします。
エンディングノートは定期的に見直しをする
エンディングノートは法的効力がないことから、自由に書き直しをすることができると共に、人は月日と共に気持ちが変わっていきます。
自分の気持ちが変わったことで、書いている内容を変更しておく必要があります。
誕生日や記念日など、自分にとって都合の良い日…年に一度は見直すとよいでしょう。
エンディングノートを読み直すことで、新たな気持ちになったり、感謝するべき相手が増え、メッセージを残しておく気持ちになることがあるのです。
エンディングノートをまとめる書き方のコツ
エンディングノートをまとめる書き方のコツは、生きてきた道と今を見つめ、未来を綴ることです。
「過去・現在・未来」と、自分をみつめるのが書き方のコツです。
-過去-
自分のことを思い出して書き記していくと、過去の自分を客観的に見ることができます。
記憶のある自分の子どもの頃、何に憧れ目指してきたのか…
どんな人生…どんな出会いの中で生きてきたか…
何に喜び・何が悲しかったか…
小さなことでもいいのです。
思うまま自由に自分の言葉で書いて、人生の棚卸をしていきます。
-現在-
過去を書き綴っていくと、現在の自分に思うことが生まれます。
現在の自分や家族のことをじっくり考えてみましょう。
残したいメッセージが浮かぶかもしれません。
資産を確認していると、未来をどのように生きていくか…と考えると思います。
-未来-
未来を思うと不安…定年退職後自由に生きていこうと思っていたけれど、仕事は10年ぐらい継続していきたい…という気持ちになるかもしれません。
若い時やってみたかったけれど、できなかったことを思い出し、挑戦したい気持ちになるかもしれません。
自分の人生の意味や発見をして、未来への希望がはっきりすると思います。
人生100年時代、これから長い時間を、大好きな趣味だったけど忙しくて遠のいてしまったことに再チャレンジしたいとエネルギーが漲る…
それは、映画や音楽かもしれません。
中高年になって、バンドを組んだりしている方達が話題になりました。
花が好きだけど、育てる時間がなかったから…とガーデニングをはじめる方もいます。
そして、その花を残しておきたいという気持ちから、写真に興味が湧くかもしれません。
長期休暇がとれなかったから、知らない世界に行ってみたいという気持ちになるかもしれません。
このように自分の過去を思い出すことによって、現在の自分を見つめ、未来への希望が明確になるという段階を踏んでいきます。
エンディングノートに書く内容は大きく分けて、自分の過去、現在、未来の3つを意識することがポイントです。
エンディングノートの保管場所
前ページ「具体的な内容と書き方10のポイント」で、パソコンで終活をしてパスワードを入力しないと、終活の内容を見ることができず、家族が困った例を綴りました。
パスワードが必要な保管場所にしたり、銀行の貸金庫などに保管してしまうと、エンディングノートの存在に家族が気がつかない場合があります。
確かに、エンディングノートには個人情報と、デリケートな内容やが含まれるので、簡単に人に見せたくない気持ちになります。
相続に関する場合は、ドラマではありませんが、事前に身内に見られてしまうことでトラブルにつながる可能性もあります。
エンディングノートの取り扱いには細心の注意が必要で、第三者の目に触れないところに保管するようにしておきましょう。
しかしエンディングノートの存在が知られないままでは、家族に告げる終活の目的が果たせません。
エンディングノートを書いたことを告げ、引き出しなどに保管し、探せばすぐにわかるようにしておくか、家族には保管場所を知らせておきましょう。
エンディングノートの選び方
多くの人が「終活」で動き始めたことによって、様々な「エンディングノート」が書店や文具店で販売されています。
年表や自分の想いを綴るような「じっくり書くタイプ」から、記入項目が多い「情報型タイプ」、フリースペースが多くメッセージ欄がたくさんある「想いを伝えるタイプ」などがあります。
そして、フリーのノートに自分でまとめていくこともいいですね。
情報が書き込みやすくまとめてあるものがとても便利です!
一般的なエンディングノートです。
人生の歩みとともに変化していくことを想定して、内容を常に反映できる、ノートではなくバインダー式のエンディングノートの方もあります。
財産やメッセージは死後に見てほしい…しかし、医療に関しては緊急時に伝えたい…など目的に応じて伝える時期を分けたい方におすすめなのは、一般的なエンディングノートと違い、3冊でできているエンディングノートです。
皮の表紙で、一冊の本を書くような…立派なエンディングノートを書かれる男性もいらっしゃいます。
写真や付箋・かわいいテープを使って、一冊のアルバムを作るような、女性のかわいいエンディングノートを作っているかたもいらっしゃいました。
自分の好みの「エンディングノート」を選んで、自由に書いてください。
気力や体力がある今、じっくりと人生を振り返り、ゆっくりと自分らしい「エンディングノート」を作って遺族に残し、未来に向かっていきましょう。
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