TOMOIKUの終活は、時を整えて未来を見つめることに一番重きを置いています。
終活ノートである「エンディングノート」というイメージは、中年以降の終盤に人生の整理整頓という意味合いから、財産や相続などを考えるウエートが大きいと思いますが、人生100年時代と捉えると、まだまだ先が長いことに気がつきませんか?
みなさん、だいたい平均寿命である80代を終盤と、勝手に考えていませんか?
もしかしたら、100歳まで生きて、平均寿命以降の20年の時間の過ごし方や経済的なこと…、生きていくための明日への希望は、白紙ではありませんか?
人生後半戦はそれまでの自分の生き様で、決まっていくと思うのです。
徳を積んだり、幸福感を得ることは、人が与えてくれるものではなく、自分で作り上げていくもの…
今足元にある小さな幸せを感じることは明日への幸せを掴み、積んでいくことで小さな幸せはの方向は人生後半戦では大きく変わっているんだと思うのです。
目 次
昨日の自分より、今日は一歩だけ成長する
起業セミナーでもお話させていただくことなのですが、トップリーダーが実践している生き方でもある「命の五段階活用法」のお話です。
人は小さい時から競争社会にさらされているので、常に優劣を競われて生きています。
優れた者が勝ち、劣っている者が負けていくという、何を基準に優劣をつけ勝ち負けが決まっているのでしょう。
経済的格差やゆとりある生活…学歴や容姿…といつも他人と比較して、生きています。
それも、世界のトップの優秀とされている人と比較するのではなく、自分と近いけれどちょっと上っぽい人と自分を比較しているものです。
そのようなコンプレックスは人間育成のバネにもなり、運動選手などは自分より高い成績の人に一歩でも近づこうと、必死に努力を重ねていくようなことは、勝負の世界ではよくあることで、大切なことでもあります。
ただ、常に頭の中で厄介なコンプレックスと闘っていると、気持ちが落ち込んでいくのも人間です。
人間育成で取り組むひとつの対策として「劣等感の退治」があります。
人と比べて心が折れて、くさっていても、何も生まれません。
昨日の自分と比べて今日の自分は成長しているか?…と、心柱を立てるのです。
完全で万能な人なんて、この世にはいません。
どんな人でも、明かさないコンプレックスを持っているものです。
自分の軸を確立させることを心がけてみると、ちょっとラクになりますよ。
「命の五段階活用法」この生命…何に使い尽くすか考えてみる
「人とホスピタリティ研究所」代表の高野登氏の教えである人間育成メッセージで、自分の命を燃焼させ活かす“命の五段階活用法”というものがあります。
宿命 → 運命 → 使命 → 天命 → 寿命
このように命を活用してきた人が最終的に、小さな元気で幸せになれるという人間育成の大きなテーマになります。
- 宿命とは、与えられた命を受け入れる
どの時代で生まれ、国・親・家庭環境・自分の容姿や体などの特徴は、自分で選べないのだから、すべてを潔く受け入れることから、すべてが始まります。 - 運命とは、運ばれる命は自分でマネジメントをする
命は運ばれるものですが、ただ流されているだけではなく、自分で命の流れを整えてマネジメントをすることが重要です。 - 使命とは、何に自分の命を使うのかを考える
与えられた命を何に使い、その命をかけて真剣にやり尽くすものは何なのかを真剣に考え、その使命を基準に物事を考えていきます。 - 天命とは、使命を果たしていると納得できる
日々、命を使い尽くして自分を磨いていると天が認めてくれる…ということは、自分にとって必然なことだったと納得・承認してあげられるので、存在に意義を持つ人生になります。 - 寿命とは、そんな日々を重ねた人が、天が定めた命の時間となる
宿命 → 運命 → 使命 → 天命と命を活用してきた人が、天から寿がれて、寿命を全うして旅立てます。
人間は平等と言われながらも、生まれた環境や才能・容姿と、全くもって“平等”を感じない…と思うこともあります。
しかし宿命を受け入れ、運命というマネジメントを行っていくことで、自分はこの命を何に使っていくのか…と、自分の軸を確立することで、環境や経験は自分を育ててくれているのを感じることができます。
人生には悲劇的なことも起こるでしょう。
失ったものを取り返したい…それは守りたい人の「命」…それ以外ナニモノもありません。
その悲しさや苦しみは、一生背負っていくのでしょう。
そして、私はその計り知れない苦しみを簡単に語ることは、他人がしてはいけない…。
それでも…思うのです。
きっと、その命の「天命」を引き継ぐものがあるのだろう…と。
心の充電で小さな元気を見つけて終活ノート(エンディングノート)を綴ろう
空を見上げることありますか?
私達の目の前の環境は、激しい感情に揺れることが多いですが、足元の小さな雑草や花…青い空に風…と自然を感じることで、人の心は穏やかになり、現代ではパワースポットなど、パワーをいただくためのツアーもありますね。
小さな感動の積み重ねで、心の充電ができます。
元気をいっぱい持っている人に会うことも、心の充電です。
植物が光合成をするように、光の方向を向いて成長していきます。
どんなところでも小さな希望の光を見つけられる能力を育むことは、明日への成長を感じられるし、その小さな想いの種を撒き続ける人が、やがて自分自身が納得した人生の実りを手にする人だと思うのです。
その小さな想いと行動の繰り返しが、自分の再生にもつながるのではないでしょうか。
それは、若い人や年を重ねた人と年齢を問うことではなく、今からスタートした人が、心の灯台をみつけることができるのだと思っています。
小さな元気で、昨日より今日、今日の元気を明日に…と、自分の成長を意識して、自分の軸である心柱を立てみましょう。
そして、その小さな種が成長し、何かに貢献することは、生きるエネルギーを最大化することだと気がつくときがくると思うのです。
特に年を重ねた中年以降、人に与えてもらうことばかりを望んでいる人の回りには、人は寄り付こうとしないものです。
今日、自分はどう命を使ったのか?…と終活ノート(エンディングノート)に綴ってみませんか?
若き日々より幸を積んでいく終活ノート(エンディングノート)若者と高齢者の方へ
終活ノート(エンディングノート)は、二通りあると思います。
私がおすすめしたいのは年齢は関係なく“終活”という名の“未来ノート”を作ってみることです。
今日感じたこと…小さなことでもいいのだと思います。
そして感動したこと…
大切にしたいこと…
やりたいこと…
未来予想図のような…こんな自分になる!なりたい!と綴ってみます。
ビジネスでもとても大切なことで、使命感があると継続していかれるものです。
それが、たとえ60・70・80代だとしても同じです。
もちろん長いスパンで考えると、予定変更もあるでしょう。
しかし、自分の軸が歪むことはありません。
若き年齢で、小さな幸せを日々積んでいき、元気を充電し、使命感を持ってモノゴトの判断基準にする…
未来では、いつか・必ず・その人なりの花が咲きます。
私はその花に“毒”や“棘”はいらないし、胡蝶蘭でなくてもいい…小さな蓮華草のような花が咲けばとても嬉しい。
「蓮華草」の花言葉は「心が和らぐ」「私の幸せ」です。
経営者として生きてきた私は、日々戦いでした。
そんな風に生きてきた35年でしたが、使命も自分の軸も変わらないけれど、人生後半戦は穏やかに過ごしていきたいと思うのです。
終活という名の未来を綴る終活ノート(エンディングノート)に年齢は関係ないです。
書き留めるという作業はアナログな方法ですが、脳にインプットされ再認識できる最強の方法です。
誰も読まないのですから…
自分の想いを単語でもいい…書いてみませんか?