事故や病気などの原因で、死に近い状況を経験した人が、心の中で後悔したこと。
「冒険をしておけばよかった」
そう思う人が60%を超えるそうです。
アメリカでのデータですが、「冒険」と言っても山の探検などのことではなく、「自分の意思で自由に活動をしておけばよかった」ということのようです。
若い時には叶わなかったことがあるでしょう…。
やってみたいことがあるでしょう…。
50代、はじめの一歩を!
目 次
日常の活動のすべてを「仕事」と捉え人生から切り離さない
仕事とは、会社に行き報酬を得ることだけではありません。
子供は「遊ぶ」学生は「勉学」ですし、家庭内の「家事」なども仕事であり、お金を稼ぐことだけが「仕事」ではないと考えた方が、自由になります。
お金がないと生きていかれない社会に住んでいますが、報酬がある仕事と家事の収入を合算して、夫婦で稼いだ仕事と捉えておかないと、定年後の家事負担は一方の人間が大きく背負うことになり、そこからがトラブルのモトになります。
子育てで一日中泣いている赤ちゃんと向き合い“ゆっくりひとりで過ごしてみたい”と叶わないことを考えてみたり、教育費や住宅ローンに追われて、辞表を出したい気持ちになってもグッとこらえてきたり、夫婦お互いに辛い思いをして人生後半戦まで、頑張ってきたのです。
ひとりで生きていくことを選択した方もいらっしゃるでしょう。
どんな時も、ひとりで解決していくのは楽なようで不安もあったと思います。
そうやって生きてきた人生…これからは生きていくためにしなければならない仕事に、ちょっとだけ「やりたい仕事」も考えてみませんか?
仕事を人生の活動だと捉え、仕事があることを「ありがたい」と感謝し、50代からは残りの人生の中で、やりたい活動を仕事にしてしまうのもいいと思います。
どんな仕事であれ、仕事がある状況に感謝し、自分の人生や仕事は自分でつくる覚悟があれば、つまらない人生ではないと思うのです。
お金と地位を切り離し「目に見えない報酬」を稼ぐ
若い頃には、収入格差がなかった同僚や同学年でも、桁が違ってきたり事業の成功や失敗で大きな差があったりします。
しかし、50代からは仕事の中で、仕事自体の目に見えない報酬に目を向けてみることで、まるで違う世界が見えます。
収入だけではなく、自分自身の“能力”や“人間的成長”に目を向けてみましょう。
長年培ってきた能力は、目に見えない報酬ですし、仕事に磨かれて得た人間的成長は、とても大きな財産です。
事件に巻き込まれてしまう不幸な出来事以外の経験は、人間的成長を得られている豊かな報酬なのです。
50代はとかく自分は管理職だからと、威厳を保つために恐怖のマネジメントをしている方が多いのですが、新しい情報を持っている若い人からも素直に学ぶ姿勢であることで、今後の自分の知識にもなっていきます。
起業する多くのシニアの方々で成功されている方は、能力や人間性は尊敬に値し、生き生きしていている上、その自由な仕事で収入を得ています。
目に見えない報酬を大切にして生きてきたからこそ得られる幸福感です。
仕事の幸福感
人間のモチベーションを飛躍的に高めるものは、「成果をあげ、評価されること」なのだそうです。
言い換えれば「自分の思ったことで結果を得られ、自分の存在があがる」ということ。
専業主婦の不満の一つとして代表的なものが、「当たり前に思われている上、誰も評価しない」ということが、モチベーションを下げてしまう大きな原因とされてきました。
現代では専業主婦の方が、家事で培ったものを発揮する場として「主婦代行業」で大活躍し、注目を浴びています。
同じことをしているのに、評価されると全く違う気持ちになるものです。
人は、自分の仕事が認められ、自分自身で成長を感じることができ、目標が達成できただけではなく、人との繋がりを感じ感謝された時に「仕事の幸福感」が得られます。
そんな気持ちを、家庭内でも大切にしていると、自然に「ありがとう」という言葉が出てくると思うのです。
50代に「終活シュミレーション」を!最終的な仕事に取り組む
まだまだ現役で元気な50代。
突然何が起きるのがわからないのが世の中で、50代でなくても人はいつ何があるかわかりません。
しかし、悲しきかな、50代から突然死や生活習慣病の確率が高くなっていくのも確かです。
その仕事の中に、「終活の取り組み」も重要なひとつです。
預金や保険などの、最終的な“終活”は、他のページで紹介していきますが、万が一の時に望む医療スタイルは、今からでも明確に意思表示しておきましょう。
自分本位で再配していたことを、家族の立場で考えることで、残された家族はとても気が楽になります。
途中で考えが変わることがあることも告げて、身近な会話にしておくことはとても大切です。
財産や医療のことなどは、家族は質問しにくいものです。
元気である今、自分から語っておくことで、家族の考えも知ることができます。
私の母は、25年間ガンと闘ってきたのですが、最終的には「延命治療を希望しない、痛みを取る治療を希望」したことで、痛い状況から開放されて、静かに息を引き取りました。
見守る家族も、本人の意思であることから、乱れる気持ちもなく、寂しいけれどとても穏やかな気持ちでいられたし、感謝の言葉をかけてあげることができました。
様々なカタチの終活があります。
財産整理や医療スタイル・痴呆になった時の対処などもそのひとつです。
最近「ぴんぴんころり」が望まれているので、ぴんころ祈願神社など全国にできるようになりました。
現役でピンピン活動し、コロリと寝ている間に旅立つ…それが、幸せな老後とされています。
生涯現役で活動し、健康寿命が長く、楽しく過ごしていきたいですね。
佐久市の観光案内パワースポットより画像をお借りしました。
佐久市では、平成17年に「佐久市健康づくり21計画」を策定し、「みんなが生涯現役で住みよい健康長寿のまちの形成」を基本理念に、楽しく生活しながら実践できる持続可能な健康づくりを推進しています。