どう教える?お正月のカタチ
クリスマスという西洋文化を取り入れた盛大のイベントを終えると、今度は日本古来からのお正月行事。
子ども達にとっては、楽しいことばかりなのではないでしょうか?
その「お正月」!
子ども達には、どのように伝えていますか?
現在56歳の私の子供の頃、親の方針で着物に着替えさせられ、仰々しく挨拶をして子どもにとっておいしくもない「おせち」や「おとそ」などをすませ、新年の挨拶にくる方達のお招き…私個人的には、何も楽しいことがありませんでした。
現在は、「家族で過ごし、取り寄せ「おせち」と洋食オードブルを作り、家族が多いのでお餅は餅つき機でついて「お雑煮」で済ましています。
行事の意味を軽視しているのか?
1月を「睦月」と呼ぶのは、正月に一家揃って睦みあう様子を表したもので、多くの方がお正月を家族で過ごして、おせちを食べたり、お年玉のやりとりをしたりしていますね。
ひとつひとつの物事にも大切な意味が込められているのですが、私を含めてどれだけの人が、由来を知っているのでしょう。
年を重ねたから感じることなのか?多くの行事の意味を軽視しているような気がしてならないのです。
だからと言って、ひとつひとつの物事の意味を知って何?と思う方も多いと思いますが、やはり日本の暦、知っておきたいです。
羽子板を使った羽根つきや、駒を使った遊びを目にすることがなくなり、伝統がなくなってしまうような気がしてさみしい気がします。
幼少の頃だった私は、堅苦しいお正月が大嫌いだったから…でも、大切な事なんだ!
私は現在30歳前後の子ども達に、「お正月」について伝えてきたことがないな…と、よかったのかな?と。
家族が集まって、おせちを食べるという流れは知っていると思うし、子どもが生きてきた中でも、入手した情報で知ったこともあると思いますが、ちゃんと教えていないのです。
各国それぞれの文化があって、大切にされている行事「お正月」
お正月に孫と遊ぶ「伝統あそび」の意味
子ども達に経験をさせてあげたいな…という遊びをピックアップしました。
全ての遊びに意味があったのです。
- 羽根つき…羽根つきは1年の厄をはね、子供の健やかな成長を願うもの
- 凧あげ…立春の季に空に向くは養生のひとつだった
- かるた(いろはかるた/百人一首)…文学にふれて競い合うこともできる
- 福笑い…「笑う門には福来る」と縁起がいい
- 双六(すごろく)…楽しみながらその年の運だめしで、人生ゲームは出世双六です
- コマまわし…紐を巻きつけて回すものは、巻き方などにコツがいります
- けん玉…真剣に集中しなければできないことが、バランスと脳が活性する
- だるま落とし…転んでも起き上がらないから、一喜一憂
- めんこ…魔除けの意味があり、勝つためにはカスタマイズが必要で考える力を持つ。
- お手玉…脳を刺激して集中力も増すため、子供の頃から親しむことで日本人の手先の器用さに貢献しました。
現代、凧をあげたりコマで遊べる若いお父さん、お手玉ができる若いお母さんはどのくらいいるのでしょう…
私達の年代でも、できないおじぃちゃんやおばぁちゃんがいるのでは?
せめて、遊びの文化を伝えたいな…と思ったのは私だけなのでしょうか?
もしよかったら、お正月にお孫さんといっしょに遊んでもいいのでは?
あなたができることならば、教えて伝えていきませんか?