50代の生活は、だんだん落ち着いてくる頃になっています。
会社でもベテランになっていますし、子供も大きくなってきて家事のリズムも決まってくる頃
…時間をどのようにお過ごしですか?
費やしている“時間”を、ちょっとでもいい…自分のためにシフトチェンジできるように、スケジュールを整えてみませんか?
目 次
強迫観念と別れて、サボってラクをしましょう
社会人として会社や家事を休むこと無くこなしてきたのですから、50代になってきたら、スケジュールに余白を作ってみましょう。
スケジュールの余白は、心の余裕にもなっていきます。
会社でサボっていたら評価に関わり査定や出世につながってしまったり、小さな子供を抱えての家事も休み無く働いてきたと思います。
でも…
50代になったら、そんな強迫観念とはさよならして、一週間に1日とか、日に数時間とか…「自分のための時間」を作って、自分磨きやたのしみを増やしてみましょう。
ただ空を見上げてみるのもいいでしょう…。
本を読んで感情の引き出しをオープンさせることも、いいと思うのです。
スケジュールを埋め尽くさないと、不安になりますか?
私もスケジュールをやっつけ仕事のように全力疾走するような生活をしてきましたが、余白があるスケジュールづくりで、新たな発見を多くみつけました。
私は、その空白が、あなたを育ててくれると思うのです。
自分のしたいことや、やってみたいと思っていたことなどの時間のために、何かをちょとだけサボっちゃいましょう。
私は会社の経営と子育て・家事…と、思い返すと、自分がどのように過ごして、いつ寝ていたのか記憶がないような時期がありました。
現在、その鎧を脱いで、人に任せてみたら、こんなにステキな時間があるんだ…と思えるような経験ができて、すごく新鮮な気持ちになることがあります。
何もかもひとりで頑張るのではなく、人に任せたり掃除など手抜きをしたりサボって、自分の時間を持つことで、違う世界が見えて、また新しいことをしたくなりました。
とかく、手抜きやサボりって、「悪」とされていますが、50代で新しいものへの発見ができるのであれば、それはラッキーなことです!
自分のやりたいコトがみつかり、その時間は輝くモノになると思うのです。
人生の後半は、張り切って動くけれど、「自分のために」頑張ろうと思い、考えるとワクワクして、またエネルギーがアップしていきます。
50代の未来のための“終活”のポイント「自分のために…」を加えて!
人にとって元気に過ごしていくことで、「生きがい」はとても大切だと思います。
その「生きがい」を、他人に依存してしまうと、依存された方は重荷に感じますし、他人に期待して自分の思い通りにならない時には、大きな打撃を受けるので、他人に依存することだけは避けて生きていきましょう。
孫はとてもかわいい。
孫たちの成長がすごく楽しみです。
でも、その子達の未来のためにも、孫や子供を生きがいにして依存することだけは避けなければなりません。
そのためにも、自分のための「生きがい」を見つけておくことは、とても大切です。
そして、自分の体力に自信がなくなってくると、どうしても誰かを頼りたくなりますね。
自分はどうするか?どうしたいのか?
動けなくなった自分のことをイメージして、家族に相談をし、手続きなどは協力してくれる人に頼んでおくことは重要なことです。
せめて自分はどのようにしたいのか?ということだけは、明確にしておきましょう。
ディサービスを利用したり、施設も視野に入れておいて、必要な金銭のことなど、元気であるからこそ家族と話ができることだと思うのです。
元気だからこそできる“終活”は、「自分のための生きがい」「自分のための楽しみ方」「自分のための時間の使い方」を見つけておくことです。
幸せは身近なところにあることに気づきましょう
愛する人や家族といっしょに、キレイで自分のために考えられた環境に包まれ、誰もが自分を主役扱いにしてくれるようなシチュエーションなんて、そうそうありません。
その環境をつくれている人は、今までの生き様で、人につくし徳を積んできた人で、お釈迦様のような方なのではないでしょうか。
年齢を重ねてくると、会社の同僚や上司、子供などの関係でつきわなけれなならないという脅迫心理の中で付き合ってきた人たちは、人の悪口や批判を繰り返している居心地の悪い人とは、自然に縁を切っていくようになります。
くれぐれも間違えないでいただきたいと思うのですが、悩みや苦しみの相談は別の話。
苦しい時は、第三者に吐き出すことでラクになることもあるので、心理的にとても大切なことです。
私が思う負の感情がある人とは、自分のことを棚に上げて他人が自分を不幸にしている思っている人です。
聞いていると自分自身が不快な気持ちになるので、あえて付き合う必要がないと判断し、しがらみがなくなった人とは距離を置いています。
人があなたのモトを去っているのであれば、それは相手が悪いのではなく、あなた自身に問題があったのだと自分を振り返ってみてください。
類は友を呼ぶ…って、本当だと思います。
幸せは地平線の向こう側にある…というような、夢と比較して嘆いてみたところで何も生まれません。
幸せは毎日足元にあるもので、普通のことがどんなに幸せなのかを感じることから生まれていると思います。
幸せは誰かが、与えてくれるものではありません。
自分自身の“生き様”から生まれ、老いた自分に与えられるものかもしれません。
もし、見覚えのある方は、50代からでも遅くありません。
今からでも自分を変えていくことはできます。
するか・しないか…の違いだけです。
毎日おはよう!と、挨拶から1日がはじまって、会社での仕事や家事をこなし、おいしいごはんを食べ、大好きなドラマを観たり本を読んだり、ゆったりとお風呂に入るというような、日々を過ごせていることに、感謝をして幸福感を得られる人は、毎日幸せです。
こうした毎日の中に、大きな幸せがあることを、あらためて実感できるのも、様々なしがらみから遠のくことができる50代の特権と思うのです。
もう…好きな人と付き合えばいいのですから…。
四季を感じる時間と歳時記
私は薬膳師なので、食物の栄養を生徒さんにお話をするとき、「旬のモノを大切にしていると、自然と栄養価は満点になります」と言っています。
人の体は生きていくために、住んでいる地域に馴染むようになっています。
それは食物だけではなく、心に感じるモノも同じです。
日本には美しい四季があり、日本人が表現する言葉や表現が情緒豊かなのは、四季があるからだと言われています。
折角その“日本”に住んでいるのですから、四季から感じる自分に組み込まれている“情緒”を感じる生活をしましょう。
日本での情緒のキーワードとして「歳時記」があります。
私は姉妹サイトの一部で「歳時記」を紹介していますが、いろいろ調べて綴っていると、四季の移り変わりと日本古来の行事と食べ物の関係は、素晴らしいと感心しています。
親サイト紹介:TOMOIKUセンスのいい健康ロハス生活 ― 歳時記
和歌や俳句などは、古来から四季折々の季節の言葉と心を集約した、日本人の季節のバイブルだと思います。
人生には嬉しい・悲しい・悔しい・辛い…などたくさんのことがありますが、そんな中、四季の緑・花・風・光などの自然を、その時の嬉しい気持ちや儚い気持ちを美しい言葉で表現されています。
ひとつの花が艶やかに表現されていたり、儚くも感じる…。
そんな自然の移り変わりを感じることは、人が健康で穏やかに生きていくことで、とても大切なことです。
たとえば、手軽な運動であるウォーキングと共に、四季を意識して景色を感じることが、50代の心身共に健康に導く健康法なような気がします。
風を感じて元気に歩けることは、本当に幸せなことなんです。
幸せを感じるスケジュールづくりで生活を整える
50代になってくると、親の介護も加わったり、子供の教育費・予定より少なくなる退職金など、不安要素も加わっているかもしれません。
他人と自分の置かれている状況を比較して、焦ってみたり…。
でも、80代の最終的な着地点の得たいものについては、大きな差はないそうです。
学歴や大きな家に住み冨を得ている人…世間的にスゴイ人と言われている人も、得たいものは“豊かな心と愛”なんです。
変えることのできないことは、そのまま受け入れる平静さと、変えたいことは変える勇気を持って、威張らず・焦らず・腐らずゆっくり歩いていけばいい…。
心に余白をもつために、自分のためのスケジュールをつくりましょう。
ごちゃごちゃした毎日の中で、「自分の時間」を作り、生活を見直して整えてみるのです。
プチ旅行で美しい日本の景色を感じに行ったり、やってみたかったことをちょっと経験してみる…
そんな時間をつくって、幸せを呼び込むスケジュールづくりをしていきませんか?
幸せは身近にあり、自分でつくるものなのですから。